流体適合検索(材質選定表)
Fluid Search
本体・ガスケット材質選定ガイド
本体・ガスケット材質選定ガイド
流体適合データベース
Fluid Compatibility Data
エピクロルヒドリン
Epichlorohydrin
化学式
C₃H₅ClO
大分類
有機溶剤
中分類
ハロゲン化炭化水素
本体材質評価
塩素系・酸化性溶剤との相性が悪く、酸化皮膜を破壊し急激な腐食・ピッティングが進行。使用不可。
塩素含有溶剤により銅が溶出・酸化されやすく、著しい腐食・緑青生成が生じる。使用不可。
一定の耐性はあるが、長期・高温条件では腐食や応力腐食割れに注意が必要。
溶剤の浸透により膨潤や強度低下を生じる可能性が高く推奨しない。
ガスケット材質評価
エピクロルヒドリンにより急激に膨潤・硬化し、シール性能が失われる。使用不可。
塩素系・エポキシ系溶剤により膨潤・劣化しやすく、推奨しない。
吸収・硬化が進行し、溶剤透過性も高いため密封用途には完全に不適。
一定の耐性はあるが、長期使用では膨潤や物性変化の可能性があり条件付き使用。
完全に不活性で、エピクロルヒドリンにも影響されず、長期使用が可能な最も信頼性の高い材質。
PTFEに準じた耐薬品性・溶剤耐性を持ち、揮発性・攻撃性の高い流体にも対応可能。
総合所見
エピクロルヒドリンは反応性と毒性を有する塩素系有機化合物であり、ゴムや樹脂への影響が大きい流体です。濃度や温度の上昇に伴い材料劣化が進みやすくなります。本体材質はSUSが推奨され、ALは条件付き使用、BRS・PPは推奨できません。ガスケットはPTFE・FEPが最適で、FKMは条件付き使用となります。NBR・EPDMは使用できません。カムアームカップリング用途では、SUS本体+PTFE/FEPガスケットを推奨します。なお、毒性が高いため漏洩防止を重視した運用が必要です。

