流体適合検索(材質選定表)
Fluid Search
本体・ガスケット材質選定ガイド
本体・ガスケット材質選定ガイド
流体適合データベース
Fluid Compatibility Data
塩化(第二)水銀
Mercuric chloride
化学式
HgCl₂
大分類
塩類
中分類
無機塩
本体材質評価
酸性塩化物と反応しやすく、水銀イオンによる還元腐食・ピッティングの進行が早い。使用不可。
水銀とのアマルガム形成や塩化物腐食により、短時間でも激しい劣化を起こす。使用不可。
低濃度・常温では使用可能な場合もあるが、高濃度・長期使用では腐食確認が必要。
無機塩・酸性水溶液に安定しており、水銀塩に対しても優れた耐性を持つ非金属材。
ガスケット材質評価
毒性の高い薬液用途ではシール信頼性の観点から推奨しない。
酸性塩・金属塩環境に対して高い耐性があり、塩化水銀環境下でもゴム材として安定して使用可能。
比較的安定だが、長期使用では物性変化の可能性がある。
使用可能な場合もあるが、毒性流体用途ではPTFE系が望ましい。
極めて安定しており、最も推奨される。
PTFE同等の優れた耐薬品性を示す。
総合所見
塩化第二水銀は極めて毒性の高い水銀化合物であり、漏洩防止を最優先に考える必要があります。AL・BRSは推奨できず、SUSも条件付き使用となります。本体材質はPPを推奨します。ガスケットはEPDM・PTFE・FEPが適しており、特にPTFE・FEPを推奨します。カムアームカップリング用途では、PP本体+PTFE/FEPガスケットを推奨します。なお、PP製でもステンレス製部品を使用しているため、薬液条件によっては金属部の腐食確認が必要です。微量漏洩でも安全上の問題となるため、可能であれば専用の高気密継手を推奨します。

