流体適合検索(材質選定表)
Fluid Search
本体・ガスケット材質選定ガイド
本体・ガスケット材質選定ガイド
流体適合データベース
Fluid Compatibility Data
塩化(第二)鉄
Ferric chloride
化学式
FeCl₃
大分類
塩類
中分類
無機塩
本体材質評価
酸性+塩化物+酸化性の三重条件により、急激に腐食・ガス発生が起こる。使用厳禁。
銅との反応性が極めて高く、エッチング作用を受けて腐食・溶出・変色が進行する。使用不可。
孔食・応力腐食割れ(SCC)のリスクが非常に高く、溶接部や応力集中部から劣化が進行する。使用不可。
酸性・塩化物・酸化剤に対して極めて高い耐性を持ち、長期安定使用が可能。工業用途でも標準。
ガスケット材質評価
酸性・酸化性の塩化物環境では膨潤・硬化・劣化の可能性が高く、推奨しない。
酸・塩化物・酸化性流体に対して優れた耐性を持ち、腐食性の高いFeCl₃水溶液にも使用可能。
吸収や寸法変化の可能性があり、密封用途では注意が必要。
一定の耐性はあるが、酸化性・酸性塩化物環境では物性変化に注意が必要。
極めて安定しており、塩化第二鉄用途で最も推奨される。
PTFE同等の優れた耐薬品性を示す。
総合所見
塩化第二鉄は強酸性かつ高腐食性の塩化物系薬液で、AL・BRS・SUSはいずれも推奨できません。本体材質はPPを推奨します。ガスケットはEPDM・PTFE・FEPが適しており、特に高濃度・高温条件ではPTFE・FEPを推奨します。NBRは推奨できません。カムアームカップリング用途では、PP本体+PTFE/FEPガスケットを推奨します。なお、PP製でもステンレス製のレバー・ピン・リングを使用しているため、金属部の腐食確認が必要です。強腐食条件では専用の耐食継手を推奨します。

