流体適合検索(材質選定表)
Fluid Search
本体・ガスケット材質選定ガイド
本体・ガスケット材質選定ガイド
流体適合データベース
Fluid Compatibility Data
塩素
Chlorine
化学式
Cl₂
大分類
ガス
中分類
腐食性ガス
本体材質評価
塩素は強い酸化性を持ち、湿気存在下では腐食が進行するため使用不可。
銅合金は塩素により腐食・変色を生じやすく使用不可。
乾燥塩素では使用例もあるが、湿潤条件では孔食・応力腐食の危険がありカップリング用途では不可。
PP自体は一定の耐塩素性を有するが、塩素はガス用途主体で液体搬送用カップリング対象外。
ガスケット材質評価
酸化分解・硬化・膨潤が急速に進行する。塩素ガスとの接触で物性崩壊。使用不可。
酸化性ガスに極めて弱く、すぐに劣化・脆化が進む。使用不可。
酸素・塩素ガス透過性が高く、化学分解を受けやすいため、密封材として全く不適。
強酸化性環境では劣化やシール性低下を生じるため推奨しない。
化学的耐性は極めて高いが、塩素はガス用途主体で本表のカップリング用途対象外。
接液面FEPは耐塩素性を有するが、カップリング用途対象外のため使用不可。
総合所見
塩素は強力な酸化作用を持つ有毒ガスで、一般的な金属材料やゴム材料には極めて厳しい流体です。AL・BRS・SUS・PPはいずれも推奨できません。ガスケットもPTFE・FEP以外は推奨できません。塩素は液化ガスとして使用されることが多く、漏洩時には重大な人体被害や設備事故につながる可能性があるため、カムアームカップリング用途には推奨されません。使用する場合は、専用設計された塩素用高気密継手・配管システムを採用してください。なお、低温条件で使用する場合は、ガスケット材質ごとの定格温度一覧表を確認のうえ選定してください。

