流体適合検索(材質選定表)
Fluid Search
本体・ガスケット材質選定ガイド
本体・ガスケット材質選定ガイド
流体適合データベース
Fluid Compatibility Data
クロル酢酸
Chloroacetic acid
化学式
C₂H₃ClO₂
大分類
酸
中分類
有機酸
本体材質評価
強酸性により表面が急速に腐食し、塩素成分による腐食促進も加わる。使用不可。
酸と塩素の影響により銅・亜鉛の溶出が進行。変色・腐食が著しい。使用不可。
塩素を含む有機酸のため、孔食や応力腐食割れに注意が必要。条件付き使用。
比較的良好な耐性を示すが、濃度・温度条件によっては事前確認が必要。
ガスケット材質評価
酸性条件で急速に膨潤・硬化が進行し、密封性を維持できない。使用不可。
耐酸性はあるが、クロル酢酸の反応性により物性変化の可能性があり条件付き使用。
加水分解や酸性条件で物性変化が進行。軟化・劣化・密封不良となる。使用不可。
一定の耐酸性・耐溶剤性はあるが、塩素系有機酸では膨潤や物性変化に注意。
酸・塩素・反応性化合物のいずれにも不活性で、長期使用が可能。最も信頼できる材質。
PTFEに準じた安定性を持ち、クロル酢酸にも問題なく長期対応可能。
総合所見
クロル酢酸は腐食性と毒性を有する有機酸です。本体材質はPPが推奨され、SUSは条件付き使用となります。ガスケットはPTFE・FEPが最も適しており、EPDMは条件付き使用となります。NBRは推奨できません。
※PP本体は良好な耐性を示しますが、PP製カムアームカップリングであってもレバー・ピン・リングにはステンレス部品を使用しているため、高濃度・高温のクロル酢酸環境では金属部の腐食確認が必要です。
カムアームカップリング用途では、PP本体+PTFE/FEPガスケットを推奨します。毒性が高いため、漏洩防止を重視した運用が必要です。
※PP本体は良好な耐性を示しますが、PP製カムアームカップリングであってもレバー・ピン・リングにはステンレス部品を使用しているため、高濃度・高温のクロル酢酸環境では金属部の腐食確認が必要です。
カムアームカップリング用途では、PP本体+PTFE/FEPガスケットを推奨します。毒性が高いため、漏洩防止を重視した運用が必要です。

