流体適合検索(材質選定表)
Fluid Search
本体・ガスケット材質選定ガイド
本体・ガスケット材質選定ガイド
流体適合データベース
Fluid Compatibility Data
ジブチルフタレート(DBP)
Dibutyl phthalate
化学式
C₁₆H₂₂O₄
大分類
有機溶剤
中分類
エステル
本体材質評価
直接腐食性は低いが、長期接触で油膜付着・変色の可能性あり。高温・長期用途では条件確認。
金属としては比較的安定。ただし油状成分の付着・変色が残る可能性があり、条件付き。
ジブチルフタレートに対して化学的に安定。腐食・強度低下の懸念が小さく、本体材質として推奨。
可塑剤成分を吸収し、長期接触で膨潤・寸法変化・強度低下の可能性あり。密封本体用途では条件付き。
ガスケット材質評価
可塑剤作用・抽出影響により膨潤、軟化、ひび割れ、密封性能低下のリスクが高い。推奨しない。
フタル酸エステル系流体に対する耐性は低く、膨潤・軟化により密封性能が低下する。カムアーム用途では推奨しない。
ジブチルフタレートを吸収して膨潤・軟化しやすく、長期接触ではシール性能が低下する。漏れリスクが高いため推奨しない。
比較的耐性はあるが、可塑剤系流体の長期接触では体積変化・硬化確認が必要。一般使用可だがPTFE/FEP優先。
ジブチルフタレートに対して非常に安定。吸収・膨潤・抽出の懸念が小さく、密封用途に推奨。
接液面がFEPのため高い耐薬品性を示す。長期密封用途に適する。傷や端面からの浸透には注意。
総合所見
ジブチルフタレートは可塑剤であり、ゴム材料では膨潤・軟化や成分抽出による密封性能低下に注意が必要です。金属材料への腐食性は低く、本体材質はSUSを推奨します。AL・BRS・PPも使用可能ですが、長期接触や高温条件では物性変化に注意が必要です。ガスケットはPTFEまたはFEP被覆を推奨します。NBR・EPDM・シリコンは推奨できず、FKMは比較的良好ですが、高温条件や長期使用時は事前確認を推奨します。カムアームカップリング用途では、SUS本体+PTFE/FEPガスケットを推奨します。

