流体適合検索(材質選定表)
Fluid Search
本体・ガスケット材質選定ガイド
本体・ガスケット材質選定ガイド
流体適合データベース
Fluid Compatibility Data
硝酸
Nitric acid
化学式
HNO₃
大分類
酸
中分類
無機酸
本体材質評価
希硝酸でも腐食・孔食が進行しやすい。濃度や温度が上がると反応が促進されるため推奨しない。
硝酸の酸化性により脱亜鉛腐食・変色・表面劣化が発生しやすい。低濃度でも推奨しない。
10%程度の希硝酸では非常に安定。高濃度・高温条件では腐食性が増すため事前確認が必要。
低濃度・常温の硝酸には高い耐性を示す。高濃度・高温条件では酸化劣化の可能性があるため注意。
ガスケット材質評価
酸化性酸により膨潤・硬化・劣化が進行しやすい。密封用途では推奨しない。
10%程度の硝酸には比較的良好な耐性を示す。高濃度・高温条件では劣化の可能性があるため注意。
低濃度・常温では短期使用できる場合があるが、長期使用では硬化・劣化による密封性能低下に注意。
硝酸は酸化性を有する無機酸であり、10%程度の低濃度・常温条件ではSUS、PP、PTFEおよびFEP被覆ガスケットが安定して使用できます。高濃度または高温条件では酸化性が強まり、金属腐食やゴム材の劣化が進行しやすくなります。AL・BRS・NBRは推奨いたしません。EPDM・シリコン・FKMを使用する場合は、濃度・温度・使用期間を確認したうえでの採用を推奨いたします。
硝酸に対して極めて安定。低濃度から高濃度まで耐性が高く、密封用途に最適。
PTFEに準じた高い耐硝酸性を示し、長期接触にも適する。
総合所見
硝酸は酸化性を伴う無機酸であり、アルミ・真鍮系(BRS)は急激な腐食のため完全非推奨です。 PTFE・FEP・PP・SUSは希濃度において非常に安定で、最適な材質構成。 NBR・EPDM・シリコン・FKMは使用条件(温度・密封性・期間)に注意すれば一部実用可能ですが、安定性に劣るため用途を限定してください。 酸性薬液の配管・ガスケットにはPTFE系またはSUS材が最も適しています。

