流体適合検索(材質選定表)
Fluid Search
本体・ガスケット材質選定ガイド
本体・ガスケット材質選定ガイド
流体適合データベース
Fluid Compatibility Data
ベンゾイルクロライド
Benzoyl chloride
化学式
C₇H₅ClO
大分類
有機溶剤
中分類
ハロゲン化炭化水素
本体材質評価
水分の有無にかかわらず腐食リスクが高い。塩化物環境により孔食・腐食が急速に進行するため使用不可。
塩化物と反応し脱亜鉛腐食や表面劣化が発生する。接液用途には不適。
乾燥・低温条件では使用例もあるが、水分混入時は塩酸生成により腐食リスクが高まる。長期用途では注意が必要。
酸塩化物に対して比較的良好な耐性を示す。常温・低圧用途で使用可能。
ガスケット材質評価
酸塩化物により膨潤・硬化・劣化が進行し、シール材として使用不可。
酸塩化物や塩酸生成物に対する耐性が低く、長期使用できない。
加水分解生成物や有機塩化物の影響で劣化しやすい。
一定の耐性はあるが、酸塩化物環境では長期的な劣化や硬化の可能性がある。
完全に不活性であり、ベンゾイルクロライドに対して最高レベルの耐性を示す。
PTFE同等の耐薬品性を有し、長期使用可能。
総合所見
ベンゾイルクロライドは水分と反応して塩酸を生成する強腐食性流体であり、一般的な金属やゴム材料には厳しい条件となります。PTFE・FEPが最も推奨される材質です。PPは条件付きで使用可能ですが、高温・長期用途では注意が必要です。AL・BRSは使用不可、SUSも限定的な使用に留まります。 カムアームカップリング用途では SUS本体+PTFE(またはFEP被覆)ガスケット を推奨しますが、高濃度・高純度用途では接液部のフッ素樹脂化が望ましいです。

